愛犬のハーネスの装着ポイントと抜けるのを防止する方法!首輪より負担軽減メリット
愛犬のお出かけアイテムを購入する時、首輪にすべきかハーネスにすべきか迷ってしまったということはありませんか?
実はペット専門家の多くは、しつけの初期段階の犬や特徴のある骨格、先天性疾患を持つ犬に積極的にハーネスを薦めています。
今回、ハーネスの装着方法と装着時のの基本的なルールに加え、愛犬にハーネス着用させることのメリットについて解説します。
ハーネスは正しく着用させることが絶対条件
ハーネスは犬の骨格構造に着目し製造されているので、犬の体に密着し、抜け落ちにくく、首に過度な負担をかける心配も軽減できます。
様々なメリットのあるハーネスを安全に本来の機能を十分に発揮し使用するためには、正しく着用させることが絶対条件です。
正しいハーネスの着用とは以下の4つのポイントを満たしていることです。
- 愛犬のサイズに合っている
- 金具やバックルが正しく固定されている
- 破損やひび割れ、劣化が無い
- 製造メーカーの推奨する使用方法で着用している
実は、ハーネスを着用している最中に起こる事故の多くは、サイズ調整の誤りが原因で起きています。
ハーネスを着用する時は、全てのベルト部に余分な隙間が無く、愛犬の体に密着しているかを確認しましょう。
長毛種の犬の場合、被毛でごまかされサイズ調整が曖昧になり、サイズの緩い状態で使用しがちです。
着用時、お出掛け前は必ずハーネスの調整具合を確認し、ベルト部と体に余分な隙間が無いか確認をしましょう。
ハーネスの形状、デザイン、素材は多種多様
ペットショップの店頭はもちろん通販サイズで販売されているハーネスには様々な形状、素材があります。
デザインやサイズも様々でどう選べばいいのか迷うのも当然です。
ハーネスはその形状ごとに着用の方法やベルトが体に触れる箇所も異なり、サイズ調整も必要です。
犬の骨格やサイズは数百以上ものバリエーションがあり、必ずしも全ての犬にジャストフィットするハーネスを作ることはできません。
だからこそ、ハーネスを購入する時は、以下のポイントをチェックすることが大切です。
- 家族がスムーズにハーネスを着脱をできるか
- 愛犬がハーネス着用を嫌がらないか
- 愛犬の歩行や運動に差し障るハーネスの形状ではないか
- ハーネスの素材は頑丈で破損等の不安が無いか
- 雨や汚れにも対応しているか
特に海外輸入ブランドのハーネスは、デザイン性は高いものの、着用方法がわかりにくい、着脱に手間がかかる製品もあります。
購入時はデザインだけでなく、実用面にも目を向けましょう。
ハーネス試着で愛犬が脱げるのを防止
ハーネスは愛犬の安全を守るための命綱です。
もしお出かけ中や散歩中にハーネスが抜け落ちてしまったら、途端に愛犬は迷子になり、交通事故に巻き込まれる可能性もあります。
多くのペットショップでは、ハーネスの試着を受け付けています。
購入時に試着をさせたり、専門家にサイズ感の確認、相談をすると安心です。
また通販で販売されているハーネスの中にはサイズ交換無料や愛犬のサイズに合った最適サイズの提案などのサービスも増えてきています。
安全を守る為のアイテムだからこそ、しっかりと確認を済ませ購入、着用をしましょう。
ハーネスは犬の首への負担軽減のメリット
犬の首輪に比べ、ハーネスの着用が多いこと、専門家の多くがハーネスの使用を薦めるにはもちろん訳があります。
ハーネスが犬にもたらすメリットは以下のような装着メリットが挙げられます。
- 頸部(首)への過度な負担を防ぐことができる
- 犬の扱いがスムーズ
- 一見で着用していることがわかる
ハーネスは犬の骨格に沿って、肩、背中、腹部へと負荷を分散させることで、犬への負担軽減を図る構造です。
まだしつけ習得中の犬や散歩中の引っ張り癖が強い犬、他犬を見ると興奮してしまう犬を飼い主が即座にコントロールする時、頸部にのみ強い衝撃がかかる首輪では、毎日使用することで体へのダメージが少なくありません。
これは人間に起きかけ考えてみるとわかりやすいでしょう。
大きな荷物を持ち上げるほどの力が必要な時、首にだけ紐をぶら下げ持ち上げるのとリュックサックの様に肩や背中、全身の力を込めもち上げるのとではその負担の度合いは全くの別物です。
小型犬の多くは先天的に気管のトラブルを抱えているので、気管や頸部への負担軽減は愛犬の健康管理のためにもとても大きなメリットと言えます。
ハーネスは愛犬識別の名札の要素も
またハーネス装着にはもう1つ、名札の役割もあります。
万が一、屋外で愛犬が迷子や脱走してしまった時、派手な色のハーネスを着用していることで目印になり、愛犬の特徴の1つとしてアピールすることができます。
一見で分かる目印があれば、早期発見のきっかけにもなる上に、飼い主がいるということを周囲にアピールすることもできます。
ハーネスには単にオシャレという役割だけでなく、迷子札という役割もあると知ると、そのメリットをより実感できるでしょう。
まとめ・終わりに
今回は、犬用ハーネスの付け方と着用のメリットについて紹介しました。
ハーネスは獣医師も推奨しており、首輪に比べて愛犬の首にかかる負担を軽減することができます。
ただし、ハーネスは正しく装着しなければ、抜けてしまうおそれがあり、それによって迷子のリスクもあります。
正しいハーネスの装着方法をマスターし、愛犬の体格にあったハーネスを選ぶことが大切です。
これまでハーネスはただのお散歩道具と考えていた方も、犬の骨格や健康維持、迷子札というメリットを知ると、ハーネスの使い方、選び方がより適切になるでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません