愛犬のトイレしつけはお迎え当日から!トイレで排泄する教え方と原因別の対策法も紹介
愛犬を家族としてお家にお迎えして、最初の課題になるのはトイレのしつけです。
愛犬に対してトイレをしつける難易度は様々です。
トイレのしつけがうまくいかず何年も苦労し続けているという声もあれば、一度教えただけですぐに覚えた、教えなくても覚えていたという飼い主の方もいます。
そこで、愛犬トイレのしつけ方法の基礎から失敗原因別の対策について解説します。
愛犬のトイレは無暗に移動しない!しつけは暮らし始め当日から
トイレのしつけは、犬が家に来たその日からすぐに開始してください。
なぜならこの方法が一番犬を混乱させずに、最短でトイレを習得させる方法だからです。
もし家族が犬に負担をかけないようにと、家に来てから最初の数日は家中どこでトイレをしても良いと失敗を見過ごしていると、犬はその方法がこの家のルールだと覚えます。
後日、新たに別のトイレのルールを提示されても、混乱してしまいスムーズに習得することはできないでしょう。
実は犬は人間の3~7歳程度の知能が備わっています。
離乳直後の子犬であっても、家族の言葉や喜怒哀楽を感じ取ることはできます。
してもいいこと、悪いことは初日からしっかりと伝えていきましょう。
愛犬のトイレの教え方の基本手順
犬を家族の迎えトイレを教える時の基本手順は以下の4Stepが大切です。
- サークルを設置し、愛犬の行動範囲を限定する(トイレの場所を覚えるまでは、家中全体など広範囲での生活は逆効果)
- 犬がトイレをするタイミングを把握し、トイレの場所まで家族が誘導をする
- 正し場所でトイレが出来た時は多いの褒める(ご褒美のオヤツを与えると、家族の意図が伝わりやすいです)
- 万が一、失敗してしまった時は、失敗原因を見極め、再度の失敗が起こる前に対策を講じる
このように、まずは犬がトイレを失敗しない為の環境、手順を家族が実践することから、トイレのしつけは始まります。
犬のトイレの回数は、うんちは食事の回数とほぼ同数、オシッコは生活の中で様々なタイミングで起こります。
特に子犬はオシッコを我慢する身体機能が発育途中の為、回数が多く、失敗も多々起こります。
多くみられる失敗の原因① トイレが遠すぎる
トイレを覚えない、失敗する原因で最も多いのがトイレが遠すぎるというものです。
遠いとは、犬の行動範囲、生活エリアから遠いという意味です。
子犬がおしっこをするタイミングとしては下記のケースが挙げられます。
- 寝起き直後
- 飲食の直後
- 5分程度の軽い運動の直後
- 興奮や緊張の直後
オシッコをもよおしてから、排泄までの時間はほんの数十秒で、家族がトイレの場所まで連れ戻す間もありません。
トイレトレーニング中は、子犬が自力で歩き、数歩でトイレまで戻れる範囲だけを子犬の自由な行動範囲と区切り、トイレの近くで過ごすと失敗を防ぐことができます。
多くみられる失敗の原因② トイレが寝床に近すぎる
犬はとてもきれい好きな動物です。
これは野生動物の習性で、身の安全のために、寝床や自分の体を排泄物で汚すことをとても嫌がります。
犬があえてトイレを使わず別の場所でトイレをする理由は、主に以下の3つが考えられます。
- トイレが愛犬のベッドのすぐ隣にある
- トイレが汚れている
- トイレに別犬の排泄物の臭いがついている
愛犬はトイレの場所を覚えていないのではなく、家族が指定したトイレを使いたくないからこそ、別の場所でトイレをしているにすぎません。
トイレと愛犬の寝床は適度な距離を置き、常に清潔で快適な状態を保つと失敗解消に効果的です。
多くみられる失敗の原因③ トイレが狭すぎる
ダックスやコーギーにありがちな失敗例で、トイレから体の一部がはみ出している、トイレシーツの傍まで行くものの的を外してしまうというケースがあります。
トイレが狭すぎると犬は自分の体がはみ出していることを意識せず、失敗を繰り返してしまうことがあります。
トイレを選ぶ時は下記のポイントをチェックし、そこを満たすようにトイレを設置しましょう。
- 出入りがスムーズなこと
- 愛犬の体に比べ前後左右に十分な余白があること
- トイレエリア内で愛犬が動き回っても、体がトイレ壁面に触れない程度の広さ
- トイレシーツはレギュラー、ワイド、スーパーワイドサイズがあり、愛犬のサイズに十分余裕のあるサイズを選ぶこと
トイレのサイズを大きくすると、想像以上に簡単に問題を解決できることがあります。
多くみられる失敗の原因④ トイレが丸見え過ぎる
トイレはすぐに片づけてあげたい、トイレを一日も早く覚えさせないといけないと家族が熱心になるあまり、愛犬のトイレを家族の目が届きやすい場所に置いていませんか?
実は家族のこの思い込みは愛犬にとってとても迷惑で不快です。
なぜなら動物はトイレという完全無防備な状態を他人に見られたくないからです。
誰にも気がつかれないように、こっそりトイレを済ませたいと本能的に考えています。
しかし、トイレでの排泄をしない愛犬のお家では以下のような場所がトイレになっていることがあります。
- リビングのテレビの横
- 家族の往来の多い場所
- 子供が傍に居て賑やかな場所
- 周囲から丸見えの場所
このような場所にトイレが設置されていると、愛犬は拒否の意味を家族に伝えるために、自分で別のトイレ場所を見つけ、独自のルールでトイレを済ませるようになります。
家族が驚くような場所に気がつかない間にトイレをされているのはこのためです。
このようなケースを解決するためには3つの工夫を凝らしてあげましょう。
- トイレ部分にタオルやケージカバーをかけ、目隠しをする
- トイレは家族の生活導線上に置かない
- トイレ掃除をする時は、愛犬に無暗に声を掛けず、さっと静かに済ませる
これまでのトイレのしつけ方を見直すと効果的です。
まとめ・終わりに
今回はワンコのトイレのしつけ方法と失敗したケースの原因と対策方法について紹介しました。
トイレのしつけは、一緒に暮らしてゆくために大切なルールです。
根気強く教えることで必ず身に着けることができるので、叱らず、丁寧に教えてゆきましょう。
失敗をした時も無暗に叱らず、その原因に目を向けると効果的に問題解決することができます。
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