スコティッシュテリアに必要なしつけについて解説!具体的な方法や注意点も説明

スコティッシュテリアのしつけについてなぜ必要かという点に加え、具体的なしつけ方法と注意点を解説します。

テリア系の犬種は、好奇心が強く勇敢で活発な性格が多いですが、頑固で興奮しやすい性格もあわせ持っています。

スコティッシュテリアも例外ではなく、同じような性格にあてはまる個体が多いです。

適切なしつけをしないと他の犬や人とのトラブルや、飼い主の手に負えなくなる可能性が出てきます。

しかし、正しくしつけることで飼い主の指示に従うようになり、とても飼育のしやすい犬種です。

なぜスコティッシュテリアにしつけが必要か

スコティッシュテリアは他の犬や人とのトラブルや、飼育する上で主従関係が逆転しやすい犬種です。

性格は頑固で気難しく、攻撃性の一面を持ち合わせています。

スコティッシュテリアは元々、狩猟犬なので獲物を追いかけて攻撃していた過去を持っているからです。

主に狩猟対象であったアナグマを見つけると、巣の穴まで追いかけ噛みついて離さないほどでした。

また、小型犬に分類されますが、筋肉質で骨太な体格をしています。

小型犬の中でも頭が大きく噛む力も強いので、噛まれたときに出血を伴う傷になる可能性があります。

飼い主の手に負えなくなったり、他の犬や小さな子にケガを追わせてしまうリスクがあると言えるでしょう。

きちんとしつけができていないと、人間にも危害を恐れがあるため、トリミングやペットホテルなど、断られる可能性も出てきます。

なので、スコティッシュテリアには特にしつけが必要な犬種です。

スコティッシュテリアにはどんなしつけ必要か

スコティッシュテリアには下記の3つのしつけが必要です。

  1. 社会性を身につけさせる
  2. 主従関係をしっかりわからせる
  3. トイレやハウスなどの生活に必要なしつけをする

それぞれ詳しく解説します。

社会性を身につけさせる

スコティッシュテリアは子犬のうちから社会性を身につけさせることが大切です。

ケンカっ早い性格なので、他の犬や知らない人に攻撃的になる可能性が、他の犬種と比べると高いと言えます。

子犬のうちから社会性を身につけさせることで、攻撃的な性格は改善されてトラブルを未然に防ぐことが大切です。

主従関係をしっかり理解させる

スコティッシュテリアを飼育するにあたって、主従関係をしっかりわからせる必要があります。

主従関係が逆転してしまうと、攻撃的な性格がより出てきたり、飼い主が制御できなくなると危険です。

実際に犬が主導権を持つと自我をコントロールする必要がなくなるため、気の向くままに行動してしまう。

また、小型犬に分類されますが筋肉質で骨太な体格をしているので、女性や子供の場合は力負けして制御が利かなくなる可能性があります。

また、1度リーダーだと認めると、とても従順に従うようになる犬種です。

主従関係をしっかりすることで、自我をコントロールできるようになり、飼育難易度もグッと楽になります。

トイレやハウスなどの生活に必要なしつけをする

トイレやハウス、お手や待てなどの基本的なしつけも忘れずに教えましょう。

人間と共同生活をする上で、必ず必要です。

実際に、家中でトイレをされると共同生活は難しいでしょう。

また、待てが出来ないと拾い食いや誤飲をしてしまうリスクがあります。

これらのしつけはスコティッシュテリアに限らず、犬を飼育する上で必要不可欠なしつけと言えるので必ずしつけましょう。

スコティッシュテリアはどのようにしつければ良いか

しつけに関するすべてを解説すると長くなるので、スコティッシュテリアに特に必要な「社会性を身につけさせる」と「主従関係をしっかり理解させる」の2つに絞って解説します。

「社会性を身につけさせる」しつけ方法

社会性を身につけさせるためには、子犬のうちからの抱っこ散歩が効果的です。

子犬のうちが一番社会性を身につける時期であり、家の中だけで過ごしていると社会性が身につく機会が無くなってしまいます。

実際に野生下では、子犬のうちに子犬同士で遊んだりして社会性を身につけてゆきます。

ただし、生後半年まではワクチンの接種が終わっておらず、病気に対して免疫力が低いので、他の犬や家族以外の人との接触は控えましょう。

また、ワクチンが終わってからはドッグランに連れて行くことも有効です。

他の犬や人と直接触れ合うことで、社会性が身につきます。

ただし、初めのうちはトラブルを起こしてしまう可能性があるため、ドッグラン内であってもリードをしておくとトラブルを未然に防げるのでおすすめです。

「主従関係をしっかり理解させる」しつけ方法

主従関係をしっかり分かってもらう為には、犬に主導権を渡さないことが大切です。

犬に主導権が渡ったままだと、犬は自分の方が立場が上だと思い込んでしまいます。

具体的には、ごはんは人間が食べ終わってからあたえたり、散歩で先に歩かせないことが有効です。

また、家の中でおもちゃで遊ぶさいに、おもちゃは最後に必ず取り上げて終わりにしましょう。

自分のお気に入りのおもちゃを飼い主から奪ったまま終わってしまうと、目上の人から大切な物を奪い返した優越感から主従関係が逆転してしまいます。

スコティッシュテリアをしつける注意点

スコティッシュテリアにしつけは、焦らずに根気と時間が必要です。

スコティッシュテリアは頑固で独立心が強いので、しつけに時間がかかります。

けっして頭が悪いわけではなく、むしろ頭の良い犬種です。

ただし、理解は出来ても従いたくなかったり、興奮して自分をコントロールするのが苦手なだけです。

なので、しつけは根気と時間がかかるものだと覚悟して下さい。

もし、しつけの自信がなかったり、しつけていても言うことを聞いてくれない場合は、無理せずドッグトレーナーさんに頼りましょう。

まとめ

この記事ではスコティッシュテリアのしつけについて解説しました。

スコティッシュテリアは元々狩猟犬なので、頑固で気難しい性格と力強い体が特徴の犬です。

なので、しっかりしつけないと他の犬や人とのトラブルや飼い主が扱いきれなくなる可能性があります。

特に社会性と主従関係を教えることが大切で、子犬のうちから教え込むと効果的です。

具体的には、子犬のうちから他の犬や知らない人と会う機会を作りましょう。

ワクチンの接種が終わったらドッグランなどで、他の犬と直接触れ合わせると効果的です。

また、ごはんは必ず人間の後に与える、散歩は先に歩かせない、おもちゃで遊んだら最後は必ず取り上げる3つを徹底することで、主従関係が飼い主がリーダーだと認めてくれます。

ただし、頑固な性格のため、しつけには時間がかかるので、焦らず根気よくしつけましょう。