スコティッシュテリアのトリミングを解説!毛の特徴やお家でのブラッシング法も

スコティッシュテリアのトリミングについて、毛の特徴やトリミング頻度、家でのお手入れ方法を解説します。

スコティッシュテリアは毛がどんどん伸びて行く犬種なので、定期的なカットが必要です。

また、自宅での手入れをおこたると、抜け毛が部屋中に散らばったり毛玉になってしまいます。

自宅でのお手入れとあわせて適切な頻度でトリミングに連れて行くことで、家の中とともに犬自身も清潔で健康になります。

スコティッシュテリアの毛の特徴

スコティッシュテリアはダブルコートと言われる2種類の毛が生えている犬種です。

オーバーコート(トップコートとも言う)と呼ばれる上毛とアンダーコートと呼ばれる下毛があり、それぞれ性質が異なります。

トリミングとブラッシングできれいになったスコティッシュテリア

上毛はワイヤーコートと言われる硬い毛質で、換毛期などで抜け落ちることはなく放っておくと伸び続けるのが特徴です。

定期的にカットをしないと毛が絡まって毛玉や臭いの原因になってしまいます。

反対に下毛は定期的に生え変わる毛で、カットをしなくても一定の長さで抜け落ちます。

しかし、柴犬やコーギーのような同じダブルコートの犬種と比較すると、抜け毛は比較的少ないです。

ただし、季節の変わり目などで起きる換毛期は抜け毛が増えるので注意が必要です。

トリミングする頻度はどれぐらい?

トリミングの頻度は月に1回が目安です。

月に1回以上間隔を開けてしまうと、毛玉の原因になったり抜け毛が目立つようになります。

顔周りの毛が伸びすぎて目が見えなくなったり、足回りの毛が伸びることで滑りやすくなり関節を悪くしてしまう可能性がでてきます。

反対に月に1回以上のペースでカットすることもあまりおすすめしません。

基本的にカットする前にはシャンプーが必要です。

シャンプーの頻度が上がると本来必要な油分が無くなり皮膚に悪影響を及ぼす可能性がでます。

トリミングの頻度が高すぎても低すぎても悪影響が出るため、月に1度のトリミングが適正です。

スコティッシュテリアのカットスタイル

基本的なカットスタイルは背中、頭、耳、しっぽをバリカンで刈って、顔周り、腹下、足回りの長さと毛先を整えます。

マルイ犬舎のスコティッシュテリア

スコティッシュテリアのカットスタイルは他の犬種と比べると、あまりバリエーションが豊富とは言えません。

プードルのように毛が立ち上がらないので形が作りづらく、マルチーズやシーズーのように毛が柔らかくないので毛の流れも作りづらいからです。

個性を出すのであればバリカンの長さの調節や、耳やしっぽの飾り毛を残して可愛さを出したり、ほほにもバリカンを入れてスタイリッシュにしたりもできます。

しかし、スコティッシュテリアは飼育されている方も少ないため、トリマーさん側がスコティッシュテリアのトリミング技術が乏しい場合もあります。

事前にトリミングサロンに慣れているスタッフがいるか確認をするか、奇抜なカットはあきらめましょう。

ドッグショー出場するにはプラッキング

ドッグショーに出すのが目的であれば、プラッキングという施術が必要になります。

プラッキングとは専用のナイフを用いて根元から毛を抜くことで、さらに硬い毛を生やす施術です。

しかし、皮膚への負担も大きく犬も痛がる場合が多いです。

ドッグショーに出す気がないのであれば、スコティッシュテリアへのストレスになるのでやめましょう。

一般的なトリミングサロンではプラッキングを受け付けていない場合も多いです。

実際にトリミングの専門学校でも、ほとんどプラッキングの授業が行われない場合が多いです。

もし、ドッグショーに出すためにプラッキングを行いたい場合は、事前にプラッキングをやっているトリミングサロンを探しましょう。

スコティッシュテリアの家でのお手入れ方法

スコティッシュテリアの家でのお手入れには、毎日のブラッシングが欠かせません。

マルイ犬舎のスコティッシュテリアのブラックをトリミングしている写真

毛質がダブルコートなので抜け毛があるのと、毛質が硬いので毛玉になりやすいからです。

毛の表面をとかすだけだと下毛に対して効果がないので、必ず毛をかき分けて根元からブラッシングしましょう。

難しい場合はドライヤーの弱風をあてるとやりやすいです。

風をあてることで自然に毛が分かれるので、毛が分かれている所をブラッシングすることで根元からブラッシングできます。

ただし、ドライヤーを強風やターボモードにしてしまうと、必要以上に皮膚が乾燥したり熱くなって火傷をしてしまう場合があるので注意して下さい。

また、爪切りや耳掃除、歯磨きや足裏のバリカンも出来たらやってあげた方が効果的ですが、技術が必要なので無理にしなくてもかまいません。

基本的にはトリミングサロンでカットをしてもらうさいに一緒にやってくれるので、月に1回ペースでトリミングに連れて行っていれば大丈夫です。

しかし、ブラッシングは月に1回では毛玉や抜け毛の処理が追いつかないので、家でのブラッシングが必要になります。

まとめ・終わりに

この記事では、スコティッシュテリアのトリミングについて、毛の特徴やトリミングに行く頻度とカットスタイル、家でのお手入れ方法について解説しました。

スコティッシュテリアはダブルコートと言われる、抜ける毛と伸び続ける毛の2種類が生えています。

伸び続ける上毛はワイヤーコートという硬い毛が特徴です。

必ずカットが必要なので月に1度の頻度でトリミングに連れて行ってください。

月に1度のトリミングだけでは毛の手入れが追いつかないので、抜け毛や毛玉予防のために家では毎日のブラッシングしてあげましょう。